セミナー『今、おさえておくべき様々なハラスメント問題と求められるコンプライアンス』
たいへん残念なことに今年CPAJの理事のひとりが患者さんへのわいせつ行為による刑事事件を起こしました。裁判の傍聴に行きましたが法廷でのやりとりを見る限り冤罪の可能性はなく、のちに有罪判決が出されました。
不祥事は本人の資質による部分が多いとはいえ、損保関係者によれば(リラクゼーション等を含む)業界で10年間になんと約2000件ものわいせつ関連の相談があるといいます。きちんとした施術をおこなっていたにもかかわらず疑われてしまうケースも多数発生しています。
自分はちゃんとしているから大丈夫、では済まないかもしれません。こういった問題を放置していけば、カイロプラクティックをはじめ手技業界がネガティブなイメージへと変わってしまう可能性も出てくるでしょう。業界全体として対応が必要なのではないでしょうか。
また、わいせつ行為やセクシャルハラスメントに限らず、患者さんからの悪質なクレームや迷惑行為の相談も急増しています。明らかに行き過ぎたものはペイシェントハラスメントやカスタマーハラスメントとして、第三者を入れて適切に対処しなければ深刻な事態にいたるケースもあります。もしそうした訴えがあった場合どうすればよいのか。NGな対応で後々困ってしまうケースは? 事前にできる対策は? 実際に起こった事例や判例をもとに、加害者はもちろん被害者にもならないように適切なハラスメント対策について一緒に学びたいと思います。
また、最近はコンプライアンス違反を犯し、その後の対応を誤った会社が大きな批判を浴び一夜にして社会的信用を失うケースを目にする機会が増えています。法令違反のみならず、私たちカイロプラクティック業界で遵守すべき社会規範などについても踏み込んで考えてみたいと思います。【要予約】
⚫️医業を取り巻くトラブル
⚫️情報流出、漏洩をめぐる法的リスク
⚫️不祥事対応とその事例
⚫️「初動」が分ける実務の影響
⚫️基本動作と留意点
⚫️日常生活で生じるトラブル事例と実務対応
⚫️個人情報管理のポイント
⚫️質疑応答
- 講 師 高橋 義忠 弁護士
- 日 時 2023年 12月9日(土) 18:00~20:00
- 場 所 東京都渋谷区代々木2-4-1 THビル 2階Bルーム
- 参加費 CPAJ会員: 無料
非 会 員: 【会場】¥2000(税込)/【zoom】 ¥3000(税込) - 定 員 会場参加のみ定員20名
- 申込み 申し込みフォームよりお申し込みください
- 問合せ office@cpaj-npo.org
◎ 発熱や咳など、体調不良の方は対面での参加をご遠慮くださいますようお願いいたします。
◎ 入場の際、アルコール消毒液による手指の消毒にご協力をお願いいたします。